純白のファーをまとう成人式の殺生丸様たちは何者なのか?どこから来たのか?どこへ行くのか?
成人式の殺生丸様たち
「成人式の殺生丸様」と言ったら、みなさん伝わるでしょうか。
大きな白いファーをまとった振袖の乙女たちのことです。
毎年成人の日には大量の殺生丸様が出現します。
久々に会ったことと、濃い化粧と、同じ格好で、誰が誰だかわからないということも報告されます。
そもそも殺生丸様とは、漫画「犬夜叉」に登場する主人公犬夜叉のやたらクールなお兄さんのことです。(上図左)
人間の姿をしていますが、正体は犬の妖怪で、肩に掛かるファーのようなものは彼自身の尻尾らしいです。
人間の見た目では19歳ですが、実際は200歳以上ではないかと言われています。
このように毎年成人の日には大量の殺生丸様たちが出現します。
今日も全国各地に出現し、写真を撮り合ったり、おしゃべりしたり、お酒を飲んだりしているでしょう。
てかおかしくない?
なんで着物の上にファーつけてんの?振袖と全然あってないでしょ
せっかく綺麗な振袖の襟や帯部分が全然見えないじゃん!
仮に防寒用の上着だとしても、屋内では脱げよ!
殺生丸様は様になってるけど、お前らは全然だからな!
てなことを毎年思ってしまいます。
殺生丸様たちはどこから来たのか?
いったいどこから来たのか…?
いったい誰が始めたのか…?
僕の母の時代にはすでにあったようなので、マンガの殺生丸様の真似をしたわけではなさそうだ。
気になってネットでいろいろ調べていると、有力な説を発見!
殺生丸様を思わせるファー
それを始めた人物は…
なんと…
現皇后 美智子様 !!??
あの気品あふれる皇后さまが殺生丸スタイルをはじめたというのか…?
にわかに信じがたい。
しかし、その証拠写真を見つけてしまいました。
その写真がこちら
た、たしかに、殺生丸スタイルだ。
写真は秋の園遊会の様子で、ファーのようなものは、ミンクのショールだそうです。
成人式のフェイクファーと比べ、高級感があります。
あふれる気品。麗しい。
ちなみに、同じショールを洋服の上からもお羽織りになっています。
お、お似合いです。なんたる気品。とても美人です。
実際はじめての一般人から皇族に入ったこと、美人であったこと、流行を取り入れたファッションなどにより、当時かなり人気だったんだとか。(ミッチーブーム)
平成生まれの僕は恥ずかしながらはじめて知りました。
どうやら、この前衛的なファッションを、一般人が真似したことが始まりのようです。
ミンクのファーは高級品のため、一般人はウサギやフェイクファーを使用しました。
ずっとそのしきたりが伝わり、現在の成人式のようなスタイルとなったようです。
でもなぜ成人式だけあの白いファーなのかは謎です。
他に着物着る機会あっても、白いのまとわないしね…
ミンクの高級感ある茶色のファーならまだ着物に合うと思いますが、
やっぱりあの真っ白のファーは何ともねえ。
殺生丸様たちはどこへ行くのか
明らかにおかしいのハタチの殺生丸様たちはどこへ行くのか?
(この謎のファーの文化どうなっていくのか?)
おそらく、しばらくは続いていくでしょうね。
だって毎年やっているから。
伝統・習わしって怖いですね。
もしかしたら、美智子様のようなカリスマ的な人物が現れて、新たなスタイルをつくるかもしれません。
この季節の風物詩ともいえるので、絶滅してしまうのも寂しい気もします。
いずれにせよ、今後もハタチの殺生丸様たちに目が離せませんね。
最後に
前から気になっていた殺生丸様の由来(の一説)がわかってほっとしました。
以下のサイトを参考にしました。
成人式の着物の白いフワフワはいつから始まったのか? - 成人式 解決済 | 教えて!goo
あくまでも一説なので、本当かはわかりませんので、悪しからず。