便利さを求めすぎていないか日本。もっとゆっくり生きよう。
インターネットが普及し、私たちの暮らしは格段に便利になった。
大量の情報を高速で送受できるのだ。
Amazon、楽天をはじめとするネットショッピングで買物すれば、早ければその日にも商品が届く。
5日でも十分早いのに、当日や翌日配達に慣れた私たちは、5日は遅いと感じる。
24時間営業のコンビニやファミレスの明かりは夜の街を煌々と照らす。
眠そうな店員と、意味もなくやってくる客が淡白なやりとりをする。
最近話題のブラック企業。
人手不足などにより、一人当たりの仕事量が多いことが原因だ。
社会のニーズが高過ぎることも原因のひとつではないだろうか。
速さ、量、質、求められる仕事のクオリティが高すぎないか?
過剰な便利さを求められるあまり、仕事量、労働時間が増えていく。
こんなんでいいのか、日本。
擦り切れているぞ。
もう無理しなくていい。
便利じゃなくてもいいじゃないか
ヨーロッパでは、店は早い時間に閉まり、日曜は休む。
客はそれが当然だと思っているから、不便だとは思わない。次の日まで待つ。
日本社会は便利になりすぎた。
働ける人が多かった今まではよかったが、少子高齢社会が進み、ますます働ける人が少なくなっている。
今までの便利な仕組みを維持していくのは難しいだろう。
それよりも、もっとスピードを落としてゆっくり生きよう。
経済成長に頼らない社会の仕組みを作ろう。
成熟した、余裕のある、豊かな国にしていこうではないか。